悪役イメージをやっつけるだけでいいですか

プラスチック一筋50年、「コマッタ」を「ヨカッタ」に変える、札幌市西区のプラスチック加工会社・株式会社アイドウです。

レジ袋を有料化に・・・って、海洋プラスチックごみ問題の解消が理由の一つだったと思うのですが、ここに来て、「有料化してレジ袋の使用量を減らしても効果は少ない」と言う声が聞こえてきます。

え?そうなの??カメさんのコマッタを解決できるんぢゃないの?

→ カメさんのコマッタも、無くしたいと思ってるんです

実はそうらしいです。

日本からの海洋流出プラゴミの総量は、3万6千トンと言われています。これが減るんだから、効果はあるんじゃないの?と思いがちですね。ところが、この量って全プラゴミ総量のわずか0.5パーセントに過ぎません。しかも、レジ袋って、ゴミ袋に活用したり、結構リユースされてる率って高いですよね。

日本の他のご家庭のことは調べたことはないですが、少なくとも我が家では、ほぼ100%ゴミ袋として大活躍してました(^^)v

それを鑑みても、レジ袋問題にメスを入れるより、手をつけなくちゃいけない問題ってあったのではないですかね?と言う気がしています。

少なくとも、海洋流出プラゴミを1万トン減らすには、プラゴミ総量を200万トン減らす必要があるにも係らず、レジ袋の年間使用料は20万トンに過ぎません。レジ袋を仮にゼロにしても、全然足りない!!と言うことになります。

こんな事、頭の良い官僚さんたちが知らない訳がありません。と言うことは、完全にイメージ戦略なのではないでしょうか。

「レジ袋」と言う身近で分かりやすいプラスチック製品をやり玉に挙げることで、プラゴミ問題を考えてもらおう、と言う作戦じゃないかと思います。

だから無意味だよ、と言うことを言いたいわけではなくて、イメージも大事だけど、結果、意味があったのかどうか、効果があったのかどうか、を検証してみることも同じくらい大事だし、同じ労力を割くなら、効果的なことを実施したほうがいいよね。と言うことを、反省とともに感じました。

今回も、少し真面目に書いてしまいました・・・(ノ´∀`*)

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