物はこれを生かす人に集まる(万物生々)

― 推し活アクリルに学んだ倫理経営 ―

北海道札幌市で、アクリル・プラスチックの二次加工業を営んでおります。
いわゆる“透明な板”を切ったり磨いたり接着したりしている会社です。

今日はその「透明な板」から学んだ倫理経営のお話をさせていただきます。

推し活市場との出会い

ここ数年、「アクスタ」という言葉をよく耳にするようになりました。

アクリルスタンド。
いわゆる“推し”を飾るグッズです。

正直に申し上げますと、
最初は「流行りものかな」と思っておりました。

しかし、あるお客様から言われた一言が、私の価値観を変えました。

「この子に、何度も救われたんです。」

アクリルスタンドは、
単なる商品ではなく、
誰かの心を支える存在だったのです。

安さを取るか、価値を取るか

推し活市場は、価格競争が激しい世界です。

「もっと安くできますか?」
この言葉は、何度もいただきました。

ですが私は、考えました。

倫理法人会で学んだ
「物は、これを生かす人に集まる。」

安く作ることはできる。
しかし、それで“物は生きるのか”。

黄ばんでしまう。
台座がゆるい。
すぐ傷がつく。

それは、本当に“生かした”と言えるのか。

透明だからこそ、誤魔化せない

アクリルは透明です。

つまり、
ごまかしが効きません。

磨きが甘ければ、すぐ分かる。
精度が低ければ、すぐ倒れる。

これは経営と同じだと思いました。

経営も、透明です。

理念と行動が一致していなければ、
必ずどこかで歪みが出る。

倫理とは、見えない部分に手を抜かないこと

私はこう定義しています。

倫理とは、
見えないところに手を抜かないこと。

板材の選定。
面取りの角度。
検品工程。

誰も気づかないかもしれない。
しかし、自分は知っている。

ここを磨いた会社に、
仕事は集まる。

そう確信しています。

北海道の小さな加工屋の挑戦

私たちは大企業ではありません。

大量生産もしていません。

ですが、

「高いには理由がある」

この言葉を正々堂々と言える会社でありたい。

推しを大切にする人に、
誠実な製品を届ける。

それが、私たちの倫理経営です。

最後に

いつも自分に問いかけています。

あなたは、物を生かしていますか。
あなたは、人を生かしていますか。
あなたは、自分を生かしていますか。

物は、これを生かす人に集まる。

推し活アクリルという一見小さな世界から、
私は大きな倫理を学びました。

透明な板のように、
透明な経営を。

株式会社アイドウ 代表取締役 金田日悟

 

お気軽にお問い合わせください
011-661-0802
受付時間 9:00 - 18:00 [ 土・日・祝日除く ]

メールでお問い合わせはこちら